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”戻るもんか”
この歌詞が深いんです。
さあ、今回の『178%本気の楽曲レビュー』はこちら↓↓
記事を書いた人
- B'z ファン歴26年以上
- 1998年~ B'z Party会員
- 初めて買ったシングル
┗松本孝弘「THE CHANGING」 - 初めて参戦したLIVE-GYM
┗Brotherhood ツアー - 管理人も作詞作曲編曲の仕事を経験
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【シンプルなアレンジのなかに】
◆ここを聴くのだ!
”俺よカルマを生きろ”は2018年2月頃、デモを制作されました。
これは6曲目の”MR,ARMOUR”と同時期のことです。
ちなみに”MR,ARMOUR”は、後になってサビを変更していますが、”俺よカルマを生きろ”はほぼデモのまま収録されたそうです。
アレンジもリフ⇒Aメロ⇒Bメロ⇒サビという流れで非常にシンプルです。
このシンプルな楽曲にちょっと変化を加えるのが、ジェフ・バブコさんのキーボードでしょう。
ジェフ・バブコさんは、もともと松本さんのソロで活躍していました。
ただそのプレイがとってもクオリティが高いので『NEW LOVE』でも演奏しています。
これまでのB'zのクオリティの高い活動が、
素晴らしいミュージシャンを引き寄せ、
共に作品を創れるというのは、
非常に尊いことですね。
【もう戻るもんか】
◆歌舞伎がネタ元
”俺よカルマを生きろ”の歌詞は稲葉さんが鑑賞した歌舞伎がネタ元になっているようです。(雑誌BURRN!のインタビューより)
「色男がヤクザの女に手を出して…みたいな。散々な人生で、でもどこかに戻りたいとは思わない」
歌舞伎の主人公の生きる姿勢を「スカッとしていいな」と思い、歌詞を書いたそうです。
《人生、もとに戻りたいと思わない》
稲葉さんにも、このメンタリティがあるから歌舞伎に共感できたんだと思います。
◆サビを解読してみる
『NEW LOVE』制作時、稲葉さんの頭の中に『HINOTORI』ツアーでの体調不良のことがあったのは事実らしいです。
もし”俺よカルマを生きろ”の歌詞に、
稲葉さんの『HINOTORI』ツアーのことが反映されているとしたら、、、
”俺よカルマを生きろ”のサビの歌詞は、より深い意味を成します。
”どんなにヨレヨレ傷だらけでも 走り続ける”
まさにフラフラになりながらツアーを走り切った2018年の夏が思い出されます。
”俺よカルマを生きろ 痺れる自業自得の道”
《カルマ》を生まれてから老いて死ぬまでの時間軸(人生)のことを言うなら、、、
人生の流れの全てを受け入れるということでしょうか。
しかも”痺れる自業自得の道”とは……
ほんと稲葉さんは、言い訳をしないメンタリティを持っている方ですよね。
◆戻るもんか
極めつけに、サビのキメのこの言葉ですよ。
”戻るもんか”
これですよ。。。
普通は人生の流れに抗い、逆らいたいところです。
だって黙ってても、勝手に老いていくんだから。
それでも逆に
時間の流れに対して
最大限に抵抗することが
”戻るもんか”と叫ぶことなのかもしれません。
そしてこのメンタリティは
最後の曲”トワニワカク”でも
感じることが出来ます。
新生B’zが奏でるアルバム『NEW LOVE』
”俺よカルマを生きろ”も収録されています。
あなたも松本さんと稲葉さんの『NEW LOVE』を大いに受け取ってみませんか?
★おもひで★
『THE CIRCLE』にもありそうなテーマです。
確か『THE CIRCLE』制作も、稲葉さんの喉の手術の後の作品でしたっけ。